ROにはシステム上可能であっても、プレイする際にはしてはならないことが幾つかあります。「横殴り」がその例の1つです。

かつて、β1の頃の初期は、「横殴り」の禁止のルールは無く、みんなでぼこぼこ殴っていたそうです。
しかし、特にアチャ系の攻撃力の高い後衛職が不均衡に有利だということになって、横殴りが嫌われてゆき、最終的にルール化されたようです。
この様に、ROにはいわば慣習法が成文化されたような過程を経たルールが幾つかある様です。

しかし、慣習の中にもルール化されず、あるいは慣習にまで至っていないものもある様です。
まぁ、争いはあるところですが、例えば「古木の枝で意図的なMPKをすることは止めましょう」みたいなのがそれですね。
ここではそれらを「俺ルール」と呼びます。(「俺ルール」は言下に嘲笑的な意味も含まれている様なので「私的ルール」と呼んだ方が正確かもしれませんが、特に区別せずこう呼ぶことにします。)
俺ルールは規約やプレイマナーで定められていないので、万人が守る必要は無いというのは正しいと思うのですが、俺ルールの中には成文化されていない慣習が存在することを考えると、「俺ルールである以上間違い」というのは、論理の飛躍があるのかなとも思います。
マナーについて語るのは自由だと思いますしね。
人が人と付き合うときは、価値観の違いによる衝突を避けるため、お互いに取り決めた一定の(明示あるいは黙示の)ルールが存在し、関係が個から団体に移ってもやはりルールが存在します。
それらはやがて慣習となり、やがては成文化されることもあるというのは、経験則上ありえることです。
そこら辺もMMORPGの醍醐味なのかもしれませんネ?(若干懐疑気味(笑))
ただ、「俺ルール」を唱えるときは、公的機関や管理会社からの権威付けがされていない以上、その人の価値観そのものが問われる訳ですので、その点だけは注意して欲しいとは思っています。