改善運動

○周年とか言っていると、懐古調になってイカンですがσ(^_^;)、昨年中盤に盛り上がった改善運動から約1年が経過しました。


元々、規約違反行為の闇ポタでBOTをアサシンギルドに封鎖していた行為を、GMが対処したのをきっかけに運動が起きたのと、改善運動とアンチガンホー(あるいはアンチソフトバンク特定アジア)とごっちゃになってしまったところがあるので、評価は人それぞれだと思います。
ただ、誰からも強いられるわけでもなく自ら進んで、サーバーの垣根を越えて人が集まり、自己の利益よりも全体の利益を目指して、1つの目的の為に結集し、総合的に見れば秩序立って運動を行えた事は、それなりに評価出来るのだと思います。
まぁ、ぶっちゃけ言うと、何もしないのに文句垂れてるよりは良いのでは無いかと。(^^)
ラグナロクオンラフフフフフフフフ」のブログからの引用ですが、これ自体ユーザーコミュニティが持つ力であり、改善運動が下火になった時点で、少なくとも特定のコミュニティが失われ、ROコミュニティの全体の力や魅力が失われつつあると評価することも出来るでしょう。

ポジティブな「ユーザーイベント企画」
ネガティブな「ガンホー批判・抗議運動」
この「ユーザーイベント企画」と「ガンホー批判・抗議運動」は、実は本質的には同じもの。
両者とも同じ一つの力、すなわち「ラグナロクコミュニティが持つ力」によって生み出されている。
その力がユーザーに向けられれば「ユーザーイベント企画」になるし、
ガンホーに対して向けられれば「ガンホー批判・抗議運動」になる。

また、過大評価は禁物だとは思いますが、2006年中旬から年末まで管理会社の対策が進んだのは運動の成果の一面もあり、2007年初旬から中旬まで殆ど対策がされなかったのは、2006年末に連盟が解散したのと無関係では無いと考える事も出来ると思われます。


まだ活動している人もおり、余り足を引っ張るようなことは言いたくないので、個人的なことは奥歯に物が挟まった様な言い方しか出来ないのですが(笑)、私自身、2006年末に連盟が解散するまで、大きな運動には殆ど参加してましたし、チャット窓等で宣伝もしてきました。
しかし、運動が拡大するうちに、ちょっと違和感も覚えるようになってきました。

  • 円の不正流失!?…けしからん!
  • 裁判闘争!?…やれやれ!
  • 法整備!?…結構な事!

ではあるのですが、普通にプレイしているユーザーの意識とは乖離している気がします。
そもそも、デモ等に参加した人の多くの願いは「楽しくプレイしたい」「仲間と伴に楽しくプレイできる環境が欲しい」程度のことで(まぁ、ガンホーが好きな人は余りいないと思いますが。(苦笑))、為替、マネーロンダリング、課税といった社会問題とは直接の関係は無いように思います。
まぁ、ユーザー以外の世論に訴えるためには、社会問題化したいというのは分からないのでも無いですが…。

また、やむを得ない事ではあると思いますが、運動が先鋭化する過程で、意見の対立する人を切り捨てる局面がありました。
烏合の衆で、意見対立のために身動きが取れなくなるのと、見解を一にする集団のみで活動を行うのと、一長一短あるとは思いますが、他人を犠牲にして組織を保つという考えは、少なくとも私の考えるものとは異なり、2006年夏頃に、除名に近い形で連盟を辞任しました。
ある犯罪学の教授が、研究に没頭するうちに妻がノイローゼになって自殺した学者の見解を評して、「自分の妻を救えなかった者に犯罪学を語る資格はない」旨述べたのが記憶に残っています。まぁ、小事に捕らわれて大局を見失っていると言われればそれまでなのですが。


先ほど述べた様に、ユーザーイベントと改善運動は根は同じものであり、連盟がユーザーイベントを指向したこともあった様ですが、労働組合のバザーや運動会みたいなぎこちないものを感じておりました(「さようならラグナロクオンライン」イベントは良かったと思ってますけどネ。)。
また、ユーザーイベントはハレの舞台であり、観客には楽しんで貰うべきだと考えて、改善運動やガンホー批判に関する事は、イベント向きサイトやブログを含めて、基本的に口に出さないようにしてきました。
それについては良かったのか悪かったのかはよく分かりませんけど、多分、再度判断を迫られても同じ事をしたかなと思います。


「楽しくプレイしたい」という願いが、いつか聞き届けられると良いですネ。(^^)